吉田 ゆり子 (Yuriko YOSHIDA)
所属
東京外国語大学・名誉教授
専門
日本近世社会について、ジェンダーの視点を取り入れながら、歴史学の手法で研究しています。とくに日本各地の旧家や地域に遺され伝えられてきた古文書を調査・収集しながら、地域社会に即して研究しています。
主要業績・著作
- 『近世の家と女性』山川出版社、2016年
- 「武家の女性と財産分与-徳川家康側室の事例から-」高澤紀恵/ギョーム・カレ『「身分」を交差させる-日本とフランスの近世-』東京大学出版会、2023年、233~262頁
- 「儒教思想の日本的受容と職分観念─性別役割に注目して─」小浜正子・落合恵美子編『東アジアは「儒教社会」か?』京都大学学術出版会、2022年、115~139頁
- 「郷士の家と地域社会ー国人狛一族と家臣の近世ー」井奥成彦・谷本雅之編『豪農たちの近世・近代ー19世紀南山城の社会と経済ー』東京大学出版会、2018年、219~272頁
- 「幕末開講と『倭夷之差別』─外国人向け遊廓成立序説─」佐賀朝他編『シリーズ遊廓社会 近世から近代へ』吉川弘文館、2014年、29~68頁