梨花女子大学アジア女性学センター共催・韓日国際共同学術大会「東アジアにおける「家族」の再考:ケアと再生産をめぐるジェンダー、市民権、人種の交差」の実施

【開催日:2025年9月12日(金)】

2025年〈人種とジェンダー〉韓日国際共同学術大会「東アジアにおける「家族」の再考:ケアと再生産をめぐるジェンダー、市民権、人種の交差」

 本科研基盤(A)「東アジアはなぜ少子化するのか―「家族主義」を問うリプロダクションの比較歴史社会学」(研究代表者日本大学文理学部・小浜正子)グループが韓国を訪問し、梨花女子大学アジア女性学センターとの共催で、東アジアの家族・ジェンダーについて研究する人文社会学者と交流し、報告を行なった。
 シンポジウムは、第1部「韓国家族主義の歴史における階級、人種、ジェンダーの交差」、第2部「東アジアの家族主義の解体と再構成Ⅰ:日本」、第3部「東アジアの家族主義の解体と再構成Ⅱ:韓国」と3部に分かれ、各テーマで発表・討議を行なった。

 なお、梨花女子大学の本大会の実施報告は以下から確認することができる。
 https://www.ewha.ac.kr/ewha/news/organ-news.do?mode=view&articleNo=357602#ewhaen
 (9/24追記)梨花女子大学『梨大学報』の記事にも取り上げられた。
 https://inews.ewha.ac.kr/news/articleView.html?idxno=74211

日時

2025年9月12日(金)10:00~17:00

会場

梨花女子大学人文館大会議室111号室

プログラム

主催:梨花女子大学アジア女性学センター、科研基盤A「東アジアはなぜ少子化するのか―「家族主義」を問うリプロダクションの比較歴史社会学」(研究代表者:日本大学文理学部・小浜正子)、梨花女子大学産学協力団
助成:韓国研究財団

10:30~10:45 開会

10:45~12:15
<第1部>韓国家族主義の歴史における階級、人種、ジェンダーの交差 司会:キム・ソネ(梨花女子大学)
 キム・サガン(移住と人権研究所)「登録できない家族、証明しても家族とされない家族」
 クォン・ヒジョン(未婚母アーカイビングと権盆擁護研究所)「養子縁組という発明:危険な母性と逸脱的家族の再構成」
 ハン・ブニョン(デンマーク韓国人真相究明グループ)「子どもを取り上げ、親を沈黙させる:強制失踪としての韓国養子縁組の再構築」

12:15~13:30  昼食 

13:30~15:00 
<第2部>東アジアの家族主義の解体と再構成1:日本 司会:吉田ゆり子(東京外国語大学)
 落合恵美子(京都産業大学・京都大学)「ケアレジームの変容とアジア家族:持続可能な社会のための理論と政策」
 小浜正子(日本大学)「東アジアの生殖補助技術利用の現状と日本の特徴」
 田間泰子(大阪公立大学)「日本におけるリプロダクション政策の変容:家族・医療・「衛生」」
 ディスカッション:チ・ウンスク(ソウル大学)イ・ウナ(梨花女子大学)チェ・ウンギョン(慶北大学)

15:00~15:15 休憩

15:15~16:45
<第3部>東アジアの家族主義の解体と再構成II:韓国 司会:ユ・ミンジ(梨花女子大学)
 ファン・ジソン(梨花女子大学)「開発国家期における家族と生命政治的ケア」
 キム・ソネ(梨花女子大学)「父親のいない子ともの誕生:韓国の生殖補助技術とリプロダクション規範の再構成」
 キム・スンナム(聖公会大学・家族構成権研究所)「生の不正義を通じて生産される「クイア」な親族と「はざまのケア」の場」
 ディスカッション:キム・ジス(TheGeorge Washington University)イム・ユギョン(TheUniversity of Sheffield)野辺陽子(日本女子大学)

16:45~17:00 閉会

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